<第6回> 震災と情報

熊本地震発生後に「ライオンが逃げた!」というウソの情報が出回りました。私は前震後はライフラインも保たれていたので、気持ちに少し余裕がありました。なので写真の街並みをみて「うわぁー!もうこんなデマを流している人がいる!」と腹が立ちました。その後しばらくすると行き慣れた大好きなショッピングモールが火事になったという情報がきました。地震が起きたのは21時頃でありまだ飲食店が開いており、そして震源地方面だったため私は信じてしまいました。そしてショックでした。「あの大好きなお店が火事になったなんて。どうかけが人がでませんように!」と祈りました。けれど、これもデマでした。これらのデマは全部SNSからの情報です。

 

 友人に聞くと、ラインなどでもウソの情報がたびたび送られてきたそうです。でも情報源はSNSや誰かが言っていたなど不確かなものでした。

 

 余震が多いため小さな余震ではもうエリアメールも鳴らなくなり、テレビの臨時ニュースでも表示されない時期がありました。そんな時に流行ったのは「地震が起きたら震源地と震度を知らせてくれるアプリ」です。けれどそのアプリが示す震源地はピンポイントで「○○店のコンビニ」などと冷静に考えればおかしいと思うようなものでした。けれど「私の家が震源地だった」と本当に落胆し涙する人もいました。

 

 本震の後は気象庁から「津波に注意」と情報がありました。東日本大震災を経験した友人はその情報を知り、私に電話をしてくれ「今すぐ逃げて!!!」と言いました。また海沿いに住んでいた一部の方は混乱し車で海から反対側に避難しようと車を走らせました。しかし道が混んでいたため反対車線を走行。そして事故を起こし、それでも車から降り車を置いたまま走り去ったそうです。

 

 予測もしていなかった地震、そして続く余震。極限状態の心は正しい情報でもパニックを起こします。そして冷静に考えることができないためウソの情報にも惑わされます。だから、このことを教訓にしてほしいのです。きっとインターネットが普及したこの時代、簡単に情報は出回ります。なので、ウソの情報はきっと止むことはないと思います。だから、「震災が起こったらこんなこともあるのか。そしてパニックになるのか。」と心構えをしていてほしいと思います。そしてどこからの情報なのか、「本当にライオンが逃げていたら注意を促すニュースがながれるはず」「反対車線を走ったらどうなるのか。」と少しだけ想像してみてほしいのです。それがとても難しい状態と思うのですが・・・。

 

 そして情報を簡単にシェアしたり拡散できる時代です。「人のためになるのでは??」と指一本で多くの人に情報を届けられる時代です。その優しい気持ちは大好きなのですが、「その情報は正しいのか?」を考えて情報に責任を持って配信してほしいと思います。震災直後に出回った「○○小学校で肉100Kg焼きます!」の情報を信じて「優しい人がいるなぁー」と嬉しく思ってしまいましたから。