<第8回> バナナの変化

地震が起こった4月、バナナは2歳3か月。言葉を話し始めた頃で「ジシンこわい。」と、物音がする度にしがみつきに来て、食事の時は足の上に乗ってきていました。その度に「大丈夫。お母さんが守ってあげるから大丈夫だよ。」を繰り返してきました。

 

 気が付くとそれも落ち着き、どんどん言葉を覚え最近では「地震です地震です。了解!了解!」と地震を知らせるスマートフォンの音と父親の口癖を足し、楽しそうに地震ごっこをするようになりました。地震ごっこ、楽しそうにやっているところを見ると恐怖を乗り越えたのかなぁとほっとして見守っていました。

 

 けれど、先日の強い地震(夜に起きた後、翌日の朝の食事中にまた震度4の地震がありました)を体験した後は・・・。また「地震怖い。」が始まり、言葉が増えたせいか「なんの音?お母さん抱っこしてて!」と少し物音がする度にしがみつきます。特に朝の食事中だったためか、食事中に「怖いから抱っこしてて!!!!」と強い口調で言います。

 

 あの時と違いチェリーは7か月になり、離乳食がはじまりました。なので今、ちょっとこれが困っています。ふたりをちゃんと見れていないような・・・。片手はバナナを抱っこして「大丈夫!あれは風の音!」と話し、顔をあまり見ずに食事をチェリーの口に入れる・・・。地震もこの状況も仕方のない事なのですが。

 

 近所に住む6歳の子は、先日の地震の後「外に出たい!」と少しパニックになったそうです。その子の年齢や体験した事でストレス反応も違うと思いますが、益城や阿蘇のこどもたちを思うと胸が痛いです。

 

 心のケアは長期戦と聞きます。長い目で長い目で。今は敏感になっているバナナだけど、大人になって生活する時にはこの体験は生きる力・自信になると信じて。「大丈夫」を繰り返していこうと思います。