第20回 「後悔」

私には大きな後悔があります。5年前、病院に看護師として勤めていたころ、災害委員会に入っていました。そこではどこかで災害が起きた際にかけつける訓練や講習会を受けたり、マニュアルを作成したりしていました。しかし、災害が起きた場合に困らないようにするための取り組みがありませんでした。棚の荷物は落ちないか、人工呼吸器やベッドはしっかりとストッパーがされているか?スタッフの意識も高いとは感じていませんでした。そこで私は会議の時に「ここで災害が起きた場合の対策は大丈夫でしょうか?」と意見すると、「その時は困るでしょうね。面白い事を言うわね。」と笑われました。その時は熊本では地震は起こらないと誰もが思っていたのです。私はそれ以上なにも言いませんでした。

 

もしあの時「しっかりとした対策が必要です!」と意見を引かなかったら。地震が起きる3年前に退職したのできっと状況は変わったと思いますし、私がなにかを言ったところで大きななにかはできなかったとも思いますが、ただ意見を述べることを止めてしまった後悔が残っています。

 

あれから5年。守るものができ、そしてバナナが幼稚園にいる時間になにか起きた際は守ってもらいたい。だから、後悔のないようにまた幼稚園の先生に話をしに行こうと思います。